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2-3 被験者C−視覚障害者(弱視)
障害のレベル:4級(視力 右0.05左0.1)/先天性
*かなり近寄れば、サインを判読可能(80mmの文字で3M程度)
年齢:50代
性別:男性
横浜駅の利用経験:数回
 

JR東京駅丸の内南口にて

きっぷを買う

○被験者からのコメント

 ・地図状の運賃表は、目的の駅名を探すのが大変である

JR東京駅南通路にて

東海道線のホームを探す

(7〜9番線)

○支障内容

 ・コンコース内で迷う

○支障の発生原因

 ・南通路内、独立柱に視界が遮られ、位置標が見えない場所で、誘導サインが見当たらないため

○調査員の考察

 ・わかりやすい空間づくりも重要である

列車に乗る

○被験者からのコメント

 ・LED表示色の見やすい順序  赤→オレンジ→緑

JR横浜駅南口コンコースにて

列車から降りる

○被験者からのコメント

 ・ホームや階段のヘリがわかりにくい

 ・階段の石の色は、グレーよりも赤の方が見やすい

トイレを探す

○支障内容

 ・コンコース内を、トイレの表示を探して少しさまよう

○支障の発生原因

 ・表示の見える角度が限られるため

○被験者からのコメント

 ・トイレを探す場合、文字よりもピクトの方が手掛かりになる

○調査員の考察

 ・サイン掲出の際は、掲出位置はもちろん、表示面の方向も考慮するべきである

 

 

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